ヨーロッパのお客様に求められている抹茶って?
現在、ヨーロッパではこのような抹茶の需要がございます。
抹茶ラテとして牛乳に割って飲んでいる。
ココナッツミルクに割って飲んでいる。
スムージーに混ぜて飲んでいる。
お菓子になどに混ぜて使っている。
「えっ!! なにそれ!?」
我々日本人としては「抹茶なのにそんな飲み方するの?!」とちょっと驚きかもしれません。
しかし、それが現在、実際にお問い合わせのある需要なのです。
そこで、このようなヨーロッパのお客様のご要望にお応えするために、
チョコレートやバニラの香りがするスイーティーな宇治抹茶♪
マンゴーやピーチの香りがするフルーティーな宇治抹茶♪
そんな、これまでになかった斬新な
SWEET MATCHA(フレーバー宇治抹茶)を開発いたしました!!
海外で求められているスウィートな抹茶スタイル
弊社では海外とのつながりから直接お客様の需要をお聞きしております。
弊社が抹茶を中心としたお茶原料やお茶製品の輸出をはじめてから、早5年が経とうとしております。
他のメーカー様からするとまだまだ新参者ものですが、
弊社が今、体験しております情報や秘話を、
このページをご覧になっていらっしゃるお客様へも、包み隠さず、お伝えさせていただこうと考えております。
弊社は商社様を通じてではなく、
・抹茶販売店様
・インターネットショップ様
・ホテル様
・レストラン様
・カフェ様
・お菓子屋様
・パン屋様
などと直接取引をさせていただくことが多く、
ダイレクトにお客様の声をお聞きすることができます。
そして、
何故、弊社の抹茶をご利用いただいたのか?
消費者の方々にどのようにお抹茶をご愛用いただいているのか?
をリアルタイムでお聞かせいただいております。
世界で需要のある抹茶の味わい方
実際に、「消費者の方々は抹茶をどのようにご愛用いただいてるのか?」をお客様にお聞きいたしますと、
抹茶ラテとして牛乳に割って飲んでいる。
ココナッツミルクに割って飲んでいる。
スムージーに混ぜて飲んでいる。
お菓子になどに混ぜて使っている。
このようなご意見が多く寄せられています。
我々日本人からすると、
『お抹茶は茶筅(ちゃせん)で点てて飲むもの!』
『茶筅を使う!』
という先入観が先に立ちます。
弊社も江戸時代から続く昔ながらのお茶屋ですから、
当初は「それは抹茶としてどうなんだ?」みたいに固い頭をシェイクされた気分でした。
「香料をつけた抹茶なんて断固反対!」
まったく聞く耳を持たない状態でありましたが、
今は180度違います。
海外のお客様へ真剣に向き合うことができ、本品は誕生いたしました。
おかげさまで現在、弊社では、
アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、イギリス、ポーランド、ベトナム、中国、台湾など、
各国からご注文、お問合せをいただいております。
それぞれ多種多様な飲み方、使われ方をされています。
海外では抹茶は苦いものではなく甘いものと認識?!
今や抹茶は世界各国でスタンダードにご愛飲いただいている状況ですが、
この要因をもたらしてくださったのは、
スターバックスさんが世界で販売された『抹茶ラテ』のおかげでございます。
『抹茶ラテ』が世界の消費者のお口にわたり美味しい飲み物と認識されたのです。
抹茶色した鮮やかな緑色と甘くてクリーミーな味わいです。
海外では、抹茶は飲みやすいものと思っていただいているようです。
日本でもこのような事例があります。
弊社では地域のボランティア活動で地元小学校等に、
お茶の製造話やお茶の淹れ方教室を時々お届けしています。
こどもたちに「何のお茶を飲みたい?」とたずねると大半が
『抹茶が飲みたい!』と答えが返ってきます。
そこで、実際に抹茶を点てて飲んでもらうと、
大半が『えぇ!!!! 苦くて飲めない。。。。』の声。
こどもたちになじんでいた抹茶は、抹茶チョコレートや抹茶アイス、抹茶大福などでした。
こどもたちにとって「抹茶は甘いもの」というイメージが出来上がっているようです。
なので、点てた本格の抹茶を飲むと
『苦くて飲めない。。。。』
『美味しくない。。。』
で終わってしまうのですね。
多分このようなことは、海外でも往々にして起こっているのではと考えます。
国々の趣味趣向を尊重することが大切では?
抹茶は日本を代表する伝統産業・伝統文化です。
伝統を重んじることは大切です。
弊社も、茶師としてのプライドや思いもございます。
しかし、
伝統文化を海外のお客様へ無理やりに押しつけていないか?
本当に海外のお客様の声に耳を傾けているか?
と考えるようになりました。
今でも「海外のお客様は本当に喜ばれているのか?」と、
輸出を行うごとに自問自答を繰り返しております。
郷に入っては郷に従えと言葉があるように
各国それぞれの趣味趣向はあります。
各国の趣味趣向に歩み寄れているのか?
押し付けになっていなか?
もし押し付けになっていれば一時的なブーム(注目)だけで終わり、
継続的に定着することは難しいのではと感じるようになりました。
ご存知のことと思いますが、
パスタの『ナポリタン』は日本独自で作った食べ物だったんですね!?
パスタの本場イタリア・ナポリではナポリタンと言う食べ物はございません。
また、カレーも本場のインドカレーと
日本のカレーでは全く食べ方や味わいが違いますね。
このような事例は探せばたくさんあるかと思います。
カラフルな南部鉄器もヨーロッパのお客様の声から誕生しました。
抹茶もこのようなことがあるのでは?と柔軟に考えるようにしました。
海外のお客様であっても
国内のお客様であっても
抹茶に関心を持っていただけたのは何が入り口かか?
この視点によって提案しなければいけないと言うことです。
本格的な『お手前』で抹茶を初めて体験されたのか?
『抹茶ラテ』で抹茶を初めて体験されたのか?
この視点を忘れてはいけないと言うことですね♪
世界へ向けて、一時の宇治抹茶ブームで終えるのではなく、
世界各国の方に末長く継続して宇治抹茶をご愛用いただくために、
真剣に本商品の開発に挑んだのです。
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